マルタ島は11月でも暖かい。2階建てのバスでモロに風を受けても全然平気。そのバスの上からはこんな景色が見渡せる。
丘の向こうは海。メインとなるマルタ島ではなく、北側にあるゴゾ島。観光バスでぐるりと一周すれば、海と丘陵地帯の絶景に簡単にアクセスできる。
リュウゼツランは地中海沿岸ではポピュラーな植物で、ずっと原産地はこのあたりなのかと思っていた。シチリアはアグリジェントの神殿の丘や、プーリアの平野部、リグーリア海を臨むポルトヴェネレなんかで見かけた。花を咲かせている株もちらほらあった。でもこんなに花が咲いた状態で群生しているのも、斑入りと斑無しが混在しているのも初めて見た。
花は本来は黄色なのだが、もう終わりの季節なのか茶色に見える。花が咲くとその株は枯死するということは知っていた。テキーラの材料になることも、イタリア人の友人に教えてもらった。イタリア語でずばり agave と呼ばれている。