このブログ、最初はサーバーデフォルトのドメインで作成。一か月たって、もう少し独自色を感じさせるURLにしたいと思うようになり、別ドメインに引っ越した。久しぶりのWordpress引っ越しで忘れていたことも多く、一番原始的な方法で行った。その経過のメモ。
ドメイン名のこと
当初、単に多肉について書く場所が欲しかった。多肉と自分の関係、と言うと大げさだけれど、多肉とどう付き合っていくのかを考える場として。
個人的な日記に近いものになるだろうと思い、(サーバー提供の)使っていないドメインで、深く考えることもなく始めてしまった。それなのに、気が付けばAll in One SEOなんぞを入れていたりする。昔からの習性もあって、Google Analyticsも設定したり。
全くの日記ならそもそも非公開でもいいのに、どうもそれだと張りが出ないような気がした。第一には自分のためなんだけれど、その自分は最初の読者で、最初の他者。いつものことで中途半端になるかもしれないけれど、気が済むようにやらないことには気が済まない。
気になったのは、サーバーのデフォルトドメインに設定したサブドメイン名が、全く多肉を想起しない文字列であること。ずいぶん昔のことで、まさかこうなるとは夢にも思わなかった頃のこと。もうひとつ、Google Analyticsのサイトの所有者確認のファイルを設置できないなど、いろいろと制約があること。
で、ドメインをどうするか? 割安な独自ドメインを取ることも考えた。でもそこまでする必要もないかと思い、とりあえず別に持っている独自ドメインにサブドメインを作ることにした。
引っ越し作業
wpXサーバーはWordpressサイトを10個まで作れるので、新たにサーバーを借りる必要もない。WPのインストールもぽちっとボタン一つ。昔のことを思うとなんて楽ちんなんだろう。うまくいかなくても、簡単に初期化したり削除したりできる。DBも2週間分バックアップをとってくれているし、そのデータをエクスポートとインポートであっという間に完了。
と行くはずだったのだけれど、結果うまくいかなかった。正確にいうと、最初するっとDBがコピーされ、新たに同じサイトができたかに見えた。でもWPの管理画面に入れない。新たなダッシュボードにアクセスすると、古いダッシュボードが開いてしまう。設定のWordPress アドレス (URL) とサイトアドレス (URL)が元のサイトのままインポートされてしまうからだろうか?
調べたらwp-config.phpにURLを書き足せばよさそうに思えた。が、この時はもうDBを初期化してしまっていた。新たにインポートしてみたら、画面は真っ白。最初の時はしっかり出ていたのに。削除して入れなおしても同じ。
次は、phpMyAdiminでのDBのエクスポート・インポートを考えた。手順を忘れているので、やり方を検索しなければいけない。でもなじみのない言葉ばかりの文章を読む気力が出てこない。それにあの作業は、心理的なハードルがかなり高い。
一番原始的なWPのツールでしこしこと引っ越すことにした。といってもVirtueはテーマオプションでのカスタマイズ設定をエクスポート・インポートできるので、昔よりはるかに楽。続いてメニュー設定とウィジェットを調整。ただし、ポートフォリオは持ってきてくれず、二つの記事はコピペで作り直した。
あとはリダイレクト。プラグインRedirectionを勧める人が多いので、旧サイトに入れてみた。設定画面にワーニングが出るものの、一応リダイレクトはされているみたい。シンプルに.htaccessに書くほうがいいのかもしれないけれど。
調べていたら、http から htppsへのリダイレクトも自動ではされず、.htaccessにタグを追加する必要があるという。このあたりのこともすっかり忘れている。古いほうはともかく、新サイトでは設定せねば。サーバー管理画面のファイルマネージャーでやるのが楽そう、とログインしようとしたが、できない。もう嫌になる。なんで? FTPアカウントIDとパスワードじゃダメなの?
仕方なくFileZillaでダウンロード、エディタで追記、アップ。トップページはリダイレクトされるけれど、記事ページはされない。これでいいのか?
ファイルマネージャーの件、wpXサーバーに問いあわせてみたら翌日返事が来た。このレンタルサーバーは2019年に新規募集を辞めているのだが、「(現在の)サーバー管理ではファイルマネージャーのサービスを提供していたない、FTPソフトを使え」とのことだった。散々調べて損した。
続いてGoogle Analytics とサーチコンソールを連携させる。本当にこのあたり分かりにくい。二つのサービスがどう違うのか、いつまでたってもよくわからずに右往左往する。http https の登録はできたのだが、wwwありが出来ない。wwwつきのサブドメインも設置しないとダメ? 他のサイトでは無しのルートに確認用htmlファイルをアップすればOKだったと思うんだけど。なぜ??? サブドメインだから? わからないので、もういいや、という気分。
翌日になってこんな記述を発見。やはりサブドメインのせいだったか…
「2Way利用」について
本サービスの独自SSLは、サイトアドレスがサブドメインを使用しない「ドメイン名のみ」「www.ドメイン名」の場合に限り、Subject Alternative Names(SANs)によるコモンネーム(CN)の別名機能を利用した、「wwwあり/なし」いずれのURLでもSSL通信が可能な「2Way利用」に対応しています。
All in One SEOでサイトマップも作れるとのこと。チェックしたらもうできていたのでそれを登録。
AIOの設定をあちこちしていたら、>ツールに.httaccessエディターがあった。しっかり書き加えたファイルになっている。サーバーのファイルマネージャーはそもそもいらなかった。脱力…。
ドメインまとめ
- 純粋なる個人日記以外は、ドメイン名は関連するものが良い。サブドメインでも。
- サブドメインだとwww有り無しの両方を利用することができない。従って、Google Analytics でwww有りのドメインを登録できない。
- 2.の理由から、できれば独自ドメインの取得が良い。ただし、wwwがあってもなくても、実際にはあまり影響はなさそう。最近無しが主流みたいだし。
引っ越しまとめ
- wpXの同サーバー内の引っ越しの際、バックアップDBでのエクスポート・インポートは管理画面から簡単にできる。が、その際Wordpressの新旧を切り分ける手間が必要。たぶんwp-configに追加タグを書き込めばよいのだと思う(未確認)。
- 引っ越しの方法は色々。プラグインを使う手もあった。でも一番ハードルが低いのがWordpressデフォルトのエクスポート・インポート。
- あらかじめ新サイトにテーマとプラグインをインストールしておくと良いかも。後でも可。
- 旧サイト>ツール>エクスポート 新サイト>ツール>インポート(プラグインのインストールが必要)
- 投稿、固定ページ、メディアは問題なくインポートできた。
- テーマVirtueの場合、Portfolioも選択ボタンにあったが、すべてのコンテンツにチェックマークを入れてもインポートされなかった。
- テーマVirtueの場合、テーマオプションの>エクスポート・インポートを利用し、テーマのカスタマイズをマルっと引っ越しできる。
- 調整が必要だった箇所
- メニュー
- ウィジェット
- WordPressの設定、プラグインの設定を同じにする
- インポートされなかったPortfolioはコピペで作成
- .httaccessに、httpからhttpsへのリダイレクトタグを追加
- すべて完了したら、旧サイトに新サイトへのリダイレクト設定(プラグイン、又は.httaccessに追記)
WordPressのインポーターはしこしこ作業は必要だけれど、一番心理的負担が少なく、確実に引っ越しできる。
ただし、問題もある。デフォルトではファイルサイズが30MB(サーバーによって異なる)だった。サイズが大きい場合は.htaccessなどでここを変更する必要がある。写真をメディアに多数アップしているとサイズは大きくなる。その場合、エクスポート・インポートファイルを投稿・固定ページとメディアと二つに分けるなどの方法もある。
プラグインは使ったことがないけれど、無料版だとやはりファイルサイズに制限があるようだ。解説やサポートが英語だと、有料にしても何か不具合が生じた場合、かえって大変かもしれない。
phpMyAdminでデータベースをエクスポート・インポートインポートするには、FTPでwp-contentをPCにダウンロードし、同じくそれを新サイトのディレクトリにアップロードする必要がある(思い出した)。一番確実で早いけれど、知識(学習)が必要で心理的にもハードルが高い。
参考
ダメ押し作業
旧サイトからのリダイレクト用に、Redirection というプラグインを入れていた。が、ワーニングが出る。それで.httaccessでさせようとして、AIOのツールでコードを追加したところ、ナントカが足りないとエラーになってしまった。他のプラグインを全部無効化してみろ、というようなサポートあり。ちょっとやってみたけれど、どうも方向性が違う感じ。
結局トップページ以外は(サーバーデフォルト画面の)404エラーになってしまう。旧サイトはもうなくてもいいんだけれど、サイト名で検索すると新ではなく旧URLで出てしまう。サイト削除も考えたけれど、サーバーデフォルトのドメインはそもそも削除できない。
とりあえずおかしなことになってしまったWPを初期化し、新サイトからデータをインポート(何やってるんだろう、私)。トップページに、サイト引っ越ししました、切り替わらない場合は以下をクリックしてね、と新サイトへのリンクを張った固定ページを設置。
サイドバー、メニューなど、余分なリンクは全て削除。
そしてRedirection以外のプラグインを探し、301 Redirects というのをインストールしてみた。使いやすい。
これでトップページとaboutなどをリダイレクト設定。サブドメインのせいかわからないけれど、やはり下部ディレクトリはリダイレクトされない。
投稿記事は個別にインストールしたら下書き保存になった。これを公開にしてすべてにリダイレクトするのは面倒。で、404エラーページを独自に作ることにした。プラグイン404pageをインストール。固定ページで新サイトへのリンクを記入したページを設定。
これで(ほぼ)完璧、かな?
あ、旧サイトで設定したGoogle Analytics とサーチコンソールはどうしたらいいんだろう?
翌日
301 Redirects で 404エラーをチェック。するとGoogle がサイトマップを読みに来ていた。あわててサーチコンソールで登録していたサイトマップを削除。その他カテゴリーやタグのページにアクセスがあったため、新たにリダイレクトルールを作成。
すると、プロ版ならそんなことする必要はありませんよ! とお知らせが出た。49ドルで一生サポートだそう。
GoogleAnalyticsを削除するときのために
Googleアナリティクスの削除方法を紹介!プロパティや目標の削除も
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